店長とみそだま
『みそだまを販売したいと思う!みそだま!すごくいいと思う』
『…….?』
『みそだまってお湯をそそいだら、簡単にお味噌汁ができる。夕食の準備も楽になる。お味噌汁を飲んでいたら、それだけで、栄養充分なんだよ、産後は、ご飯と具沢山のお味噌汁。それがあれば大丈夫!と、出産した助産院で産後に言われて、その言葉に救われた、だから子育て中のお母さんたちに届けたい。
みそだまを届けたい。お店をオープンする前からずっと、考えていたんだよ。みそだまを販売しよう。』
お店オープンから少し経った一年ほど前、店長がたまに話してくれるこの想いがわたしにはよくわからず、返答に困っていました。
(味噌汁だけで、大丈夫???、、、)
『あ、はい。』
わたしは味噌汁が嫌いです。
美味しいと思うのは、真冬の豚汁くらいで、子供の頃に母が作ってくれたちゃんとした味噌汁も、自分が母になり子供たちに毎日作る味噌汁も美味しいと思ったことがありません。それなのに、毎日ダシを取り、野菜を切って作ってきたことには驚きます。パパや子供達は味噌汁が好きだし、作らなきゃいけないと思っていたのです。
家族のご飯を、毎日、きちんと。味噌汁も付けて。
(今も思ってないわけではないですよ)
こよりどうで使っている味噌は、瀬谷区にある『糀屋川口』の味噌。
ランチの一汁三菜についてくるお味噌汁はダシを使わずにたっぷりのお野菜で仕込みます。わたしはこよりどうのキッチンスタッフとなり、この味噌汁を作るようになって以来、この味噌汁を味見をするたびに、『美味しい』と思います。やっぱり味噌が違うみたいです。
それでも、しばらく『みそだま』には無関心でした。
が、体調を壊して何も食べられない日が数日続いたある日、ふと思い立ち、家の冷蔵庫にあった糀屋川口九代目味噌を少しのダシとお湯で溶いて飲んでみたら、すんなりと喉を通って、温かさが身体を包み込みました。美味し〜、、なにこれ、、
子供達も飲みました。美味しー^ ^
温かさと一緒に、何度もわたしに語られた店長の想いが、ゆっくりと腑に落ちてきました。
ママを助けるお味噌汁。
ほんとだ、店長の言う通り、みそだまが、いつもみんなの冷蔵庫にあればいい。
味噌汁だけで、大丈夫。
味噌には、たんぱく質、食物繊維、レシチン、イソフラボン、ビタミン、鉄分、、など本当に豊富な栄養素が含まれていて、子供の成長も、大人のトータルケアも支えてくれるし、夏バテ防止にもぴったりだそう。
毎日料理を作ることが、大変なことなのをわたし達は知っているから、これさえあればまあいいか、と味噌玉に頼ってほしいなと思っています。
今日も味噌汁を飲んだから、大丈夫!
こよりどうカフェ 川口糀のみそだま
1パック4個入り 400円で販売中です。
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この記事を読んだ店長から、ママ達に伝えたい、補足のお話。
「ハレの日」と「ケの日」の食事。
いつもの日常は「ケの日」。
ご飯とみそ汁、発酵食品の漬物や梅干し一汁三菜で栄養は充分!
なにかのお祝いや記念日などの「ハレの日」。
は、特別なお料理(お肉やお魚たくさんのおかずが豊富なごちそう)を用意して皆で楽しむ。
産後は、ご飯づくり頑張りすぎず、日常は「ケの日」で充分。
バランスを見つけて、メリハリを持って楽しむことが大切。
ということを、助産院で聞いて、とても気持ちが楽になったのです。
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糀屋川口訪問記