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沖縄ぜんざい完成まで②

かき氷 沖縄ぜんざい こよりどうカフェ 戸塚 

【沖縄ぜんざい】は韓国のご家庭のキムチと一緒」というお言葉を胸に、

「こよりどうの沖縄ぜんざい」いよいよ本格的に開発開始。

これはもう、キッチンリーダー頼みとなる。
…というお決まりのパターンはあるが、
試作を自宅で行おうとしたところ、、
どうしても自分で金時豆を炊いてみたくなったけど
…なんと。
おまめさんは一晩水に浸すのだった。
今日食べたかったのに…。
豆は簡単には食べさせてはくれない。
結局、泣く泣く次の日に持ち越し炊けた…。
なんとか食べられるものの思い描いた「ツヤツヤでふっくら柔らかい金時豆」にはならなかったのだった。大量の煮金時豆は、しばらく朝ごはんのお供になった。そのあと原因を自己分析。
結局、キッチンリーダーにやってもらえるように金時豆と黒糖を店に持参。
自分の甘さと水分具合の希望を伝え、キッチンリーダーに託す。
彼女は圧力鍋を魔法使いのように操りすぐに「しっとり煮金時豆」を作った。さすが。
そこからは、いつものやり取り「私が想いを伝え、彼女が形にする」やり方でサクサク進んだ。
煮金時豆のうえに氷をかいて食べてみた。美味しいけど要改善。
彼女がデータ化してくれているおかげで微調整し、スルッとクリア。
もう思い通りの美味しさは確定。
その間、勤務しているあらゆる人に少しずつ試食してもらった。だいたいはおっけー。
しかし、気がかりだったのは、キャストIちゃんの「豆はきらい…」ということ。
あと、わたしたちは浜辺のかき氷やさんではなくカフェなので「映えたい」。
金時豆を使った「沖縄ぜんざい」を作るのは大前提。
そこに「仮に…ほんとに仮に!金時豆をなくしたとしても美味しくて物足りなくなくて、美味しいこと」
___________
わたしたちは最終局面に立っていた。
だって、もう夏は来ていてものすごく暑い毎日が続いていたからだ。
そう、いつだって私たちはギリギリ。このブログだって…。
店長は、もう納得のいくものならば、出してみよう!とは言ってくれていた。
わたしたちは、「暑いから早く食べたい、お出ししたい」一心だった。
実は、沖縄ぜんざいをやりたいと決めてからいろんなかき氷を食べてプチ研究していた。
どれもワクワクして涼しく楽しかったことを思い出した。
そう、「見た目白いかき氷=ワクワク感」の象徴。沖縄ぜんざいの楽しさは、金時豆が出てくるところにあると思っていた。
でも、それだけではない(豆が大好きではない方でも)食べてみたいと思わせたい。
だから、更にワクワクする要素も試行錯誤考えた。
緑茶の寒天、緑茶のシロップを忍ばせる。
そして白。
もう十分美味しかったと思う。
ずっと試食してくれていた同じシフトのスタッフもよくなってると言ってくれていた。
しかし、最後にもっともっとワクワクがほしい!
沖縄の美味しいものを片っ端から思いだし思い巡らせ…!!
それは泡盛。あんなに飲んでいたことをすっかり忘れていた。
わたしたちはもう最終兵器「泡盛シロップ」のイメトレはできていたのだった。
そしてまた、いとも簡単に泡盛と砂糖をちっちゃい鍋で操って三度見するくらいのアオイホノオをあげさせてフランベするキッチンリーダー。
「沖縄ぜんざい劇場inこよりどう」の役者はそろった。
冷めるのを待ちきれず、かき氷の山にまだ温かい泡盛シロップをかけるほどに待ち遠しかった瞬間。
できた…。
これでいこ。いける。
こうやって、わたしたちのわたしたちによるわたしたちの「沖縄ぜんざい」が完成。
あとは「おもてなし」をぷらす。
冷たいものをたっぷり召し上がったあとは、ほッとひと息「ホットこまち茶」をぜひ。
お茶請けは迷ったけど一口サイズの黒糖でミネラルぷらす。そして忘れがちな白玉を…。
こんなかき氷セットを、「暑い中、こよりどうへ来てくださった方に楽しんでいただきたいなぁ〜」を形に!
お客様はもちろん。
試食をたくさんしてくれたスタッフ、パートナーさんなど、みんなに食べていただきたい一品が完成。
溶けないうちにどうぞ…溶けても美味しく最後まで。どうぞよろしくお願いします。

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